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[673] りー [金沢] 2023/03/22(Wed) 21:29
こんにちは。
年明けに、無事手取川クリニックにて出産した者です。
ありがとうございました。
実は現在、人生初めて、痔と思われる症状を経験しております。
(肛門付近にデキモノが出たり消えたりして、痛みや出血はないのですが、違和感はあります。)
肛門科を受診すべきなのでしょうが、なかなか勇気が出ず、産科で見て頂くことは可能なのかをお伺いしたく、こちらに投稿しております。
尿漏れや痔の症状など、産後こんなに体が変化するとは思っておらず…とても悲しいです。
お忙しい中恐れ入りますが、ご返答をお待ちしております。

りーさん、こんにちは。

妊娠、出産を機に痔の症状が悪化することは珍しいことではありません。具体的な対策は難しく、安産かどうかと同じレール上にあるのかもしれません。
根本的には、妊娠中の骨盤内のうっ血や出産時の怒張、産後の大きな子宮での圧迫などで悪化します。
出産直後にはかなり症状があっても、時間とともによくなることが多いといえますが、症状次第です。
よほどでないと手術にまで至ることは少ないというのも言えるかもしれません。

産科では、あくまでも保存的治療(坐薬や注入薬、便秘薬など)で様子をみることになります。
あくまで一般論ですが、出産から時間がたてばかなり良くなる方が多いと思います。
外科的な治療が必要かどうかは、自覚症状、生活上の支障など症状次第です。
ひどいようでしたら、やはり専門医へ受診を勧めます。

[ From Voyatzky院長 ]








[672] M [富山県] 2023/03/17(Fri) 21:56
先生、こんばんは。第一子を手取川クリニックで出産し、とてもいいお産だったので感謝の気持ちでいっぱいです。第二子ができた時もぜひ手取川クリニックでと考えております。
今、旦那の転勤で富山県に住んでいますが、手取川クリニックは里帰り出産は受付していますか?今後富山以外の県に転勤になるかもしれませんが、何週までに予約、また石川県に戻ればいいでしょうか?
もし里帰り出産を受付していなければ、富山から毎回通うことは受け入れてくれますか?まだ、妊娠もしていませんが、妊活をしようと思っているのでお聞きしました。よろしくお願いします。

Mさん、こんにちは。

里帰り出産は普通に受け入れしています。
早めに予約の電話をいただくか、一度受診していただいて、その旨、お伝えいただければ問題ありません。
遠方からの通院や、遠方から陣痛開始で来院されるというのは、リスクの問題からお勧めできません。
申し訳ありませんがお受けできないということになると思います。

分娩予約は、特にいつまでという規定はありませんが、早めでないと予約が一杯で受け入れできなくなるような状況になっています。
特に産科的合併症が何もないという前提で、33〜34週頃までには、最終的には「帰省完了」というのが問題が少なくお勧めです。

[ From Voyatzky院長 ]








[671] 餡子 [小松] 2023/03/16(Thu) 22:25
先生、こんばんは。お忙しいところ失礼致します。
貴院でお世話になっている妊娠17週目の者です。
困っていることがあり、次回の検診まで少し時間があるので質問させていただきます。

鼻炎と結膜炎のアレルギーに対しては、飲み薬をやめても我慢出来ていたのですが、3月に入りスギ花粉の花粉症症状がひどく、特に目の痒みが辛いです。日中は触らないようにしているのですが、ここ1週間は寝てる間に目を掻いてしまい、朝起きると目やにが固まり目が開けづらくなっていたり、目の周りが赤く腫れてしまったりしています。
期限内の抗アレルギー点眼薬『アレジオンLX点眼液0.1%』を持っているのですが、一日一回であれば使用しても良いものでしょうか?
調べた所、「有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与する」とあり心配になりました。
これよりも安全性の高い点眼薬があるようであれば、病院を受診して、スギ花粉の期間だけ使用したいと考えています。
先生の考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。

餡子さん、こんにちは。

大前提として、妊娠週数の問題があります。
妊娠初期のみに目がいきがちですが、妊娠10か月であっても問題が出る薬剤もあります。

あくまで一般論です。
妊娠中の胎児への薬剤の問題については、こういった考え方ではないでしょうか。

ひとつは、母体に投与、吸収された化学物質(薬剤)が、どの程度の濃度でどの位の量が子宮から胎盤を経て胎児へ移行吸収され、その後、胎児の体内で代謝できるのかできないのか、どの程度の時間、胎児の体内にとどまってから胎盤を経て母体側に排泄されるのか、胎児自身が排泄していくのか、その結果、胎児にどういう影響が出て終わるのか。化学物質(薬剤)のもつ「毒性」そのもの影響です。

もうひとつは、薬剤であるので、当然、薬理作用があります。同じように胎児側に吸収された化学物質(薬剤)がどのような薬理作用を胎児に及ぼすのか、もしくは母体への薬理作用が胎児へ及ぼす影響も考える必要があります。
異なる化学物質(薬剤)であっても、同じ薬理作用をもつ「同効薬」と言われるような、例えば「鎮痛解熱薬」などが代表的です。

ご質問の、点眼薬では、薬物そのものの安全性はさておき、体内に入ってくる薬物の絶対量が問題にならないような微量ですので、内服や注射では問題になっても、胎児への移行量を考えれば、まったく問題になならないと考えて差し支えないと思われます。

いわゆる有益性投与といわれる「有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」というのは、「薬」であるわけですから、使うことで何かしらいいことがあるわけですが、「危険性」に何らの具体性がないため、イメージしか伝わりません。
適当に言えば、概ね妊娠中にも使えますと言えなくもないですが、私はもう少し慎重に対応すべきだと考えています。
「イコール使っても構わない」ではないというのが私の考えです。
他にもいろいろな同効薬があるわけですので、できるだけ安全性が高く使用経験が多いような薬剤から処方するべきです。

妊娠中には投与しない→投与しないことが望ましい→有益性投与→妊娠中投与の記載なし
こういった記載順序が一般的です。
実際には人間での治験が行われたものはほとんどないということが問題ですが、当たり前と言えば当たり前です。

余談ですが、経験を積んだ産科医は、こんな薬なら問題ないといった薬剤を経験的に使っていたりします。


[ From Voyatzky院長 ]








[670] めー [能美] 2023/03/13(Mon) 17:09
先生、お忙しい中お返事いただきありがとうございます。
治療に関してですが、あまり詳しい説明は受けておりません。
病院で言われたことは、排卵を止めているわけではないから基礎体温で高温層ができてくれば排卵が起こっているということだから、基礎体温をつけるようにということでした。
そのため、基礎体温を付けておりましたが、なかなかきれいな層にはなりませんでした。
病院にかかっていたのは、1ヶ月に1度、排卵期前ごろに行き、超音波の検査をするという感じでした。
しかし、毎回、排卵しそうな卵はないと言われ、同じ薬を処方してもらうという流れでした。
この治療の状態では、すぐに妊娠を望む治療はできないということでしょうか?
それとも、体の負担等が少ない治療で、長い目でいきましょうという治療だと思われますでしょうか?
私としては、できれば早めの妊娠を望んでおります。
他の治療ができるのであれば、それも視野に入れたいと考えております。

いわゆる「ピル」ではないので、排卵を抑えることを目的にしているわけではありませんが、排卵を目的にしているのであれば、排卵誘発剤を使う方が、早く結果が出るのではないでしょうか。
どうしたいか、どうなりたいのかが問題だと思われます。

[ From Voyatzky院長 ]








[669] めー [能美] 2023/03/08(Wed) 14:59
こんにちは。
25歳の出産経験が無いものです。
私は昨年4月に妊娠初期で流産しました。
その後、生理は再開したのですが不順になり、かかりつけの病院を受診しました。
そこで血液検査をした結果、ホルモンの値が低いと言われ、エストラーナテープ0.72mmを二日に一回1枚ずつと、デュファストンを排卵期から11日分と温経湯を毎食分処方されております。
しかし、7月頃から治療していますが、まだ無排卵は改善されておりません。
この症状で貴院を受診した場合、どのような診療、治療をしていただくことが可能でしょうか?

めーさん、こんにちは。

今、行われている治療に関してですが、どのような説明を受けておられるのでしょうか。

文面から理解する限り、この治療は、将来、自律的にきちんと排卵や生理が来るようにするために、卵巣の代わりをさせてリズムをつけていくようなホルモン療法です。視床下部、脳下垂体の追従による治療中止後の自立的なホルモン周期を取り戻すことを目的としていて、カウフマン療法(変法?)と呼ばれる治療法のひとつです。
この治療中は、薬剤が卵巣の代わりをしているので、きちんと生理は来ますが、卵巣が主体的に働いているわけではなく、原則的には排卵もしていません。

基本的には、治療をやめてからどうなっているのかを治療対象としているので、その時になって排卵が戻っているか、自律的な周期が回復してきているかが治療の到達点です。
将来を見ている治療ですので、今の段階では妊娠は望めませんし、承知の上、行われているべき治療法だと考えます。

[ From Voyatzky院長 ]








[668] みはる [白山] 2023/03/04(Sat) 13:41
こんにちは。お忙しいところ失礼いたします。
第二子を妊娠中で、出産をどこでどのようにしようか迷っています。

第一子のときは陣痛だと気づいてから出産までが6時間ほどで、和痛分娩でした。
出産が早かっため、次は麻酔できないかもと言われました。
麻酔するまでの陣痛は息をするのがやっとのほどで、お腹に力を入れないよう耐えました。
しかし麻酔が最後までない状態でリラックスする自信がありません。
ただ、麻酔によるデメリットなのかもしれませんが、陣痛がきているのか麻酔によってわからず、力を入れる時が分かリませんでした。会陰切開もお尻近くまでやり、吸引もしましたが赤ちゃんが中々出てこず。酸素マスクつけて、最後はお腹を医師に圧迫してもらい産みました。

第二子を安全に、また自分自身平静で産むには無痛が良いのか自然分娩が良いのか悩んでいます。
もしくは帝王切開という選択は母子にとって一番安全なのかというのも気になっております。
私は術後痛い思いはしても子が一番安全で健康に産まれてくれるなら、あえて帝王切開をしたいという思いもあります。

みはるさん、こんにちは。

今、第2子を妊娠中ということですね。

上の子の出産の時にいわゆる「難産」を経験すると、次はいろいろ心配、不安になるのは仕方がないといえます。

一般の方が難産の原因として真っ先に思い浮かべるのは、「赤ちゃんが大きい」とか「骨盤が狭い」という理由になるのでしょうが、これだけが唯一の原因で難産であったというのは、全くないわけではありませんが、実際には極めて稀だと私は考えています。

私だけの価値観かもしれませんが、30数年、「お産」を見てきて、「難産の原因は何ですか」と聞かれたら、防ぐことができる原因の圧倒的トップは、妊娠中の体重増加(浮腫)、元々あった肥満であり、防ぐことができない偶発的な(不運な)異常としては、児頭(赤ちゃんの頭)の回旋異常、先進異常、痛みから逃れるための力の入り過ぎ、このどれかだと思います。はっきりとしたエビデンスはありませんが、間違いはないでしょう。

詳細は不明ですが、「和痛分娩」で何をしたのでしょうか。
陣痛が来ているのがわからなかったというのに、痛みだけがあったということでしょうか。

麻酔の方法や考え方には、必ずしも十分なものがあったのかどうかは疑問の部分はあったかもしれません。
ただ、酸素マスクが必要になったとか、おなかを押さないと産まれなかったとか、吸引でなかなか出なかったとか、傷が大きなものになってしまったとか、麻酔との関連で不満に思われているのだとしたら、それは間違っていると思います。それでも赤ちゃんを元気に迎えられたことを、やはり産科のスタッフに感謝をすべきなのではないでしょうか。

終わってからの全体の評価は、知るすべはありませんが、一般論としては、上の子の出産の難産度合いで、次回に帝王切開を選択するということはそうそうあることではありません(ないとは言いませんが)。
特に児頭の回旋異常の難産は、あくまで偶発的であって、次回もまた同じことが起こるというのは考えにくいのが普通です。

痛みが原因で、いらない所に力が入りまくっていたような「難産」では、次回、適切な無痛分娩で、前の出産が嘘のような「超安産」になることは極々普通にあることです。

ご本人が帝王切開を希望されているのであれば、現実的にはそういう選択も「有り」なのかもしれませんが、手術は手術で、ノーリスクではありません。リスク判断は、常に比較、相対的な選択となりますので、医療サイドとしては「はい、そうですか」と簡単な相づちは今の時代には言えないと思います。

なお、手取川クリニックに関心をお持ちいただいて大変うれしいのですが、すでに9月までの分娩予約はお受けできない状況になっています。
ご容赦ください。

[ From Voyatzky院長 ]








[667] きき [小松] 2023/02/05(Sun) 07:38
こんにちは、はじめまして。
初めての妊娠が分かり、自分なりに色々と調べているところです。

できる限り母乳で育てたいと考えていますが、
貴院では出産直後のカンガルーケアや初乳をあげることは可能でしょうか?
(出産の流れについてまだ把握できていないため、ご説明いただけるとありがたいです)

また、赤ちゃんとの同室は可能でしょうか?

お忙しいところとは存じますが、ご回答お待ちしております。

ききさん、こんにちは。

妊娠がわかって、いろいろ夢が広がる時期ですね。

ネットの世界ではいろいろな価値観をお持ちの方が、いろんなことを書いていますので、本当に妊娠や出産の現実をわかっている方の意見なのかどうなのか、もしくは偏った特殊な考えなのかどうかを見極めてほしいと思います。
手取川クリニックでは、様々な価値観を受け入れながらも、母体や赤ちゃんの安全、安心、健康は決して危険にさらさない、何も犠牲にしない、不安に近づかない近づけないというのが基本的な考え方です。

母乳がもちろん一番です。しっかり栄養を取って、赤ちゃんにとってふさわしい母乳を与えられるようにがんばりましょう。
ただ、お母さんによっては、思ったほど出てくれず、思い悩む方もあります。
しかしながら、出ないからという理由で、出るまで何も与えなくても大丈夫というような考え方や、母乳以外を与えるのは「悪」であるかのような考え方は、間違っていると考えます。
母乳(ミルク)は赤ちゃんのお食事、命の綱以外の何物でもないはずです。
赤ちゃんはどうなのかを考える必要があります。
出るか出ないかは、自分がどうしたいかで決まるものではありませんが、どうしたいと思うかでそれに近づいていくことはできるかもしれません。自分がどうしたいかではなく、赤ちゃんがどうしてほしいのかが重要だと考えています。

カンガルーケアについては、知っていてほしいことがたくさんあります。特に出生直後については以下の事に十分配慮しなくてはいけません。
赤ちゃんは、おなかの中では37℃+のほとんど温度が変わらない環境の中で予定日なら38週間過ごしています。
産まれた瞬間に初めて、たとえ適温である26度の分娩室であっても、凍えるような低温の中に放り出されます。羊水で身体はビチョビチョです。産道を通って出てくることだけでも大変なストレスなのに・・・です。
大人であっても、37℃のお風呂に入っていて、外に出た瞬間に濡れたままだと、10℃以上低い温度空間の中では、ほんの数分でどれだけ寒いか考えたことがあるでしょうか。
赤ちゃんはわずか3kgほどしかありません、数分で如何に低体温になってしまうか考えてみましょう。手足はすぐに本当に冷たくなっています。
おなかの中にいた時には、羊水の中での浮力で、重力を感じたことがありません。宇宙飛行士がわずかの間、無重力空間にいただけで地球に戻った時に立てない歩けないということをご存じでしょうか。
赤ちゃんは初めて重力を経験します。おまけに胸郭を動かして産まれて初めて呼吸をします。これにも重力に逆らわなくてはなりません。
冷え切った身体で、とんでもなく重い身体を感じ、数秒でもどんどん身体は冷たくなっていき、直後のカンガルーケアであればうつ伏せの体勢で抱っこされ、呼吸をしなければいけません。胃の中に溜まっていた羊水がこみ上げてくることもあります。
その中で、母は赤ちゃんが自分の体温を感じていると自己満足し、呼吸をするだけで精一杯の赤ちゃんに口や鼻に胸を押しつけ乳首を口に押しつけている。おまけに抱っこしている力は赤ちゃんが初めて感じている外力としてはとんでもない力です。

これが出産直後のカンガルーケアの現実です。捉え方はいろいろあるでしょうし、表現の仕方、この書き方では腹が立つ方もいるでしょう。
ものの見方は白黒両面、一方的では何もわかりません。自分がしてあげたいことと、赤ちゃんがして欲しいことは同じではないという問いかけです。
知っているのか知らないのかは大変重要なことです。
こういった配慮がないカンガルーケアでの新生児の死亡例もあるほどです。

初日からの母児同室は希望で可能ですし、母児同室がないままでの退院もお勧めしてはいません。
ずっと母児同室も希望があれば問題ありませんが、出産当日は如何に体力的に厳しいかを考えてみられたことはあるでしょうか。
しっかり休まれてもいいのではと思いますし、そのための出産施設でもあります。

基本的には、あなたの赤ちゃんですので、あなたの希望次第です。ですが知っていてほしいことは他にもたくさんあります。
その上でどうしたいかを考えてほしいと思います。出産までにはまだまだ時間はあります。
これが、最初に述べた「母体や赤ちゃんの安全、安心、健康は決して危険にさらさない、何も犠牲にしない、不安に近づかない近づけないというのが基本的な考え方」です。

[ From Voyatzky院長 ]








[666] ぴょん [白山] 2023/01/27(Fri) 13:25
こんにちは。
今まで流産を3回しており、検査したところ
プロテインs活性の数値が基準より低いと言われました。
もし妊娠を望む場合、そちらのクリニックではバイアスピリンなど処方いただけるのでしょうか?

ぴょんさん、こんにちは。


お薬の処方だけであれば、もちろん問題ありません。

不妊の治療に関しては、以前はできる範囲で普通にお受けしていたのですが、現在、大変多忙なため、時間を割いた検査等はお受けすることができない状況になってしまいました。
ですので、一般的な排卵誘発、タイミングまでの治療に限らせていただいています。

産科医療も、今は施設の特性に応じた分業傾向になっており、不妊治療については、石川県は近隣にも大変優秀な施設が多く存在し、恵まれた状況になっていると思います。
当クリニックに関心をお持ちいただいて大変うれしいのですが、そういった医療施設で診療していただく方がいい結果が出るのも早いのではないかと思います。

[ From Voyatzky院長 ]








[665] のん [白山] 2023/01/13(Fri) 22:01
こんにちは お忙しいところ質問を失礼します。
無痛分娩でお世話になり1年4ヶ月が経ちました。
産後1年経った頃からもう1人欲しいと思っております。
前回の妊娠に至るまで、産後も断乳してからも1年以上経っており普通に生理があり基礎体温も2層になっていたのに妊娠せず、受診したところ血液検査でプロラクチンが少し高いと診断され服薬2周期目で授かりました。妊娠するまでかかっていた産院はもうないので出産の際大変親身になっていただいた濱崎先生にお伺いしたいのですが

産後プロラクチンが下がりにくい事を1度体験したことがある場合、次の妊娠を望む場合もその可能性を考えて、受診し血液の数値を検査した方が良いでしょうか?
今日生理が終わったところなのですが、またちゃんと妊娠できるか調べてもらう場合、いつ頃受診するのが良いですか?
現在は断乳して6ヶ月経っています。
30歳をすぎて半年妊活してできなければ受診した方がいいと聞きますが、なるべく早く妊娠したいと思っている場合、妊活歴が6ヶ月未満でも受診しても良いのでしょうか?それとも半年は自分達で頑張ってみると言うのが妥当でしょうか?
お忙しいとは思いますがお時間のある時にお答えいただけると嬉しいです。
コロナがなかなかおさまりませんがどうか先生もご自愛下さい。

のんさん、こんにちは。

プロラクチンの数値については、血液検査で調べればよいだけですし、一過性に高いだけであれば、内服で抑えることは難しくありません。
いつでも受診してください。

妊娠できないのかというより、妊娠できるのかどうかの方が診察で知ることは難しいといえますが、実際には過去に妊娠できているのなら、今度は妊娠しにくくなっているというのも確実な根拠はないといえます。

あまり深刻に考える必要がないように感じます。
外来にてご相談いただければと存じます。

[ From Voyatzky院長 ]








[664] やな [金沢] 2022/11/25(Fri) 12:25
先生こんにちは、貴院でお世話になっている妊娠9ヶ月の者です。
先日の妊婦健診でエコーを見てもらっている時に
胎児の頭の大きさが現在の週数よりもかなり大きい数字のように
見えました。(プラス5週分くらい大きい?)
その時は、あれ?とは思いましたが先生に質問等することなく
帰宅しましたが、検索をかけると障害や病になどの情報がたくさん
出てきてしまい、不安になってきてしまいました。
その時先生がなにも仰らなかったので、きっと問題は無いんだろうと
思いたいのですが、次の検診まで日が開きますので、
こちらでの質問とさせていただきました。
ご回答お待ちしています。

やなさん、こんにちは。

外来の超音波検査での胎児計測では、妊娠4か月以降になると、BPD(児頭大横径)をほぼ必ず計測しています。
大きさには、もちろん平均値や標準偏差からの大きさのばらつきなどを評価の対象にしています。
超音波の機械の機能で自動的に表示されるのがほとんどです。

しかしながら、特に妊娠9か月頃になってくると、大きい子、小さい子でかなりのばらつきが出てきます。
単純な数字の大きさだけでどうだこうだをネットで検索すると、すぐに水頭症だ何だの話が出てきます。
確かに水頭症の典型的な状態では、BPDは大きな数字となりますが、そんな状態では数字の大きさ以前に、見た瞬間に水頭症の有無はわかりますし、水頭症であっても、BPDが正常だったり、逆に小さくても水頭症であることもあります。
大きさが正常だから正常だと決まっているわけでもありません。
エコーの画面では、機械的に平均からのばらつきで週数プラスマイナスを表示しているだけですので、見ている医師が何とも気にしていなければ何ともないと思っていただいて問題ありません。

もう少し言えば、測定した数字が表示されると、数字が一人歩きをしていきます。
ですが、そもそも、赤ちゃんの頭の骨といっても押せば形が変わる柔らかさですし、骨盤の形に合わせて形も変形しますので、頭の向きだけでも大きさの計測数字が変わってきます。逆子(骨盤位)では、単純に1cmほど小さく計測されます。
画面上での計測でも、超音波の反射の特性から、骨が数学的な1ピクセル幅の線に映る訳ではありませんので、「大きく測れ」、「小さく測れ」と言われれば、簡単に何ミリかは変わってきてしまいます。
測り方次第で前回の計測値より小さくなることなどは、次回の健診までが1〜2週間の間隔であればよくあることです。

本当はこういった内容を丁寧に説明しないといけないのですが、時間もかかりますのでなんとなく流しています。
そういった中で大きさを測っているのだということを知っていただければ、安心できるのではないでしょうか。

本当に異常な可能性を感ずれば、もちろんお伝えして説明することになります。

[ From Voyatzky院長 ]








[663] のん [白山] 2022/11/23(Wed) 23:45
お忙しい中ご回答いただきありがとうございました。先生のご意見を拝読し、確かにと改めて思わされたました。県内でも産み分けで調べると、指導やゼリーを販売している病院もいくつかありました。先生に質問をしていなければ自分も誤った道に進んでいたかもしれません。そして、そのような問題点があるのに堂々と産み分けを実施していますとうたっている病院のホームページがある事が少し悲しく思います。知らず知らずに違法の領域に踏み入ってしまう人が多からずいると思います。先生の回答を読んで「産み分け 違法」で検索して、初めてその事実を知りました。とても勉強になり、教えていただけて良かったです。
ありがとうござきます。また授かった際は先生にとりあげで欲しいと改めて思いました。まずは性別問わず新しい家族を迎える事ができるよう努力します。その際はまたよろしくお願いします。








[662] のん [白山] 2022/11/23(Wed) 01:42
お世話になっております。そちらで無痛分娩をしていただいてから1年ちょっと経ちました。とても良いお産をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひまたお世話になれたらと思っております。
上の子も卒乳しそろそろもう1人と考えております。子どもは授かるだけでとても素晴らしい事とは重々承知しておりますが、上の子とは違う性別の子も育ててみたいと思うようになりました。希望の性別でなくてももちろん大事に育てます。貴院でご指導いただくことは出来ますでしょうか?また産み分けゼリーやサプリを処方していただく事は可能でしょうか?ぶしつけな質問かも知れませんがお時間がありましたら教えてください。
先生のご健康と貴院のご繁栄を心より願っております。

のんさん、こんにちは。

お気持ちは十分理解できるのですが、医療行為としては問題があります。
ゼリーなどを、産み分けを効能として謳って販売すれば薬事法違反に抵触する可能性があるだけでなく、学会の倫理規定にも違反している可能性があります。

「医療」とは異なる世界の話であり、赤ちゃんが元気に生まれるとか異常なく産まれてほしいという本来の価値観とは異なっています。
某隣国では少し前までひとりっ子政策をを行っていました。
その頃には、男だから、女だからという理由で闇で妊娠中絶が行われ、男女の性別のバランスが大きく崩れた人口構造が今問題になっています。
これは、体外受精などの生殖医療でも可能になる技術であり、行き過ぎると某国同様の問題に発展する恐れがあります。
国として容認し、全体として当然の権利として行われ始めたらどうなるのかということです。
医療として行うべきではないと考えられ、その通りだと考えます。
こういう視点は、個人では問題にはならなくても全体では問題になると考える必要があります。

[ From Voyatzky院長 ]








[661] やす [北陸三県以外] 2022/11/15(Tue) 18:24
はじめまして。
里帰り出産で、
こちらのクリニックにお世話になる予定の者です。
つかぬことをお伺いしますが、
帝王切開になった場合のお医者様の人数体制は
どのようになることが多いか
教えて頂けますでしょうか。
基本的にはお一人の先生であたって頂く形でしょうか。

やすさん、こんにちは。

定期の予定帝王切開では、金沢大学からの応援医師に来ていただいていますので、基本的に医師2名体制で臨んでいます。
帝王切開になることが確実で、あらかじめ予定手術で臨むことはできるが高いリスクが予測される場合や、術前に輸血準備が必要であるような場合には、状況にも依りますが28〜32週頃を目処に金沢大学、もしくは県立中央病院に紹介としています。

難産や分娩停止などで、母児に大きなリスクがない場合には、緊急手術であっても自院対応としています。この場合には、私とスタッフだけでの対応となりますが、スタッフは鍛えてありますので、ご安心いただいて問題ありませんというか、問題があれば母体搬送になります。
奥能登の病院に1名医長として勤務していた時代には、誰も助けてもらえない厳しい状況で仕事をしていました。
それは、絶えず何が一番安全かを考える時間でもあり、ですので自院での帝王切開は、特に希望がない場合には約9割が全身麻酔+硬膜外麻酔での実施です。安心安全だからです。
その頃の話ですが、大雪が降った時に、緊急の母体搬送で一番近い金沢医科大まで救急車で5時間かかったことがあります。往復で10時間という時間は、飛行機でロサンゼルスに行ける時間です。
そのような環境でも「お産」はあります。
いかに小さいリスクで、患者さんに負担をかけない出産方法が何なのか、常に考えながら仕事をしてきました。
それを考えると、例え田舎の川北町であっても、すぐ隣から3分で救急車が駆けつけてくれ、30分もあれば3次救急施設に搬送できる今の状況は、天と地ほど違う安心感があります。
受け入れ側の体制や配慮も成熟しつつあり当時とは全く異なります。
ちなみに、時間が短い手術がいい手術だとは全く考えてはいませんが、私1名での手術の方が、医師2名での手術よりも時間的には早く終わることが多いです。

[ From Voyatzky院長 ]








[660] やま [白山] 2022/11/06(Sun) 19:43
はじめまして。現在妊娠中で無痛分娩希望です。今は別のクリニックに通っていますが土日は対応しておらず、私が高BMIのため厳しいと言われております。旦那さんの立ち会いもできると友人から聞きましたので質問させていただいています。
BMI30超えている肥満妊婦でも無痛分娩はできますでしょうか?

やまさん、こんにちは。

肥満がある場合の一般論ですが、無痛分娩云々の前に、まず通常の分娩自体に大きなリスクがあることを認識する必要があります。
これは体重の数字だけではなく、身長や妊娠中の体重増加の割合、浮腫の程度にも依るでしょう。

無痛分娩の方法論では、やはり様々な困難要因が出てきます。
@硬膜外麻酔の穿刺部位の特定が困難な場合が出てきます。触診しても背骨の位置がわからないケースです。
具体的には正中がわかりにくかったり、腰椎間がわからないので、何回も刺さないといけなくなる場合があるということです。
A硬膜外腔までが深いため、針が届かないことがあります。自験例ですが、指で針を押している状態では硬膜外に届いていても手を離すと押し返されて抜けてしまうということが、90kgほどの方でもありました。特殊な長い針もあるのかもしれませんが、現実論では困難です。
B皮下組織、脂肪等が厚いと、きちんと処置ができていても、基本的にカテーテルは皮下ではフリーですので、体動で簡単にカテーテルが抜けてしまう可能性が大きいということがあります。

できることが確約できないというか、やってみないとわかりませんの世界になってしまいます。

文面からは予定日が不明ですが、転院についてです。
手取川クリニックに関心をお持ちいただき大変光栄なのですが、現在、来年の5月までは、すでに予約が一杯で受け入れが困難な状況になっています。
大変申し訳ありませんが、ご賢察いただければと存じます。


[ From Voyatzky院長 ]








[659] こひ [白山] 2022/11/03(Thu) 21:39
先生、お忙しい中ご返信ありがとうございます。

妊娠した際にはお世話になりたいと思っております。
よろしくお願い致します。








[658] こひ [白山] 2022/10/31(Mon) 16:12
こんにちは。
妊娠希望の者です。

つわり(嘔吐)に恐怖心があるのですが、貴院ではつわりに対するお薬の処方は行なっていますか?

お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答いただけると嬉しいです。

こひさん、こんにちは。


妊娠悪阻の嘔気、嘔吐の適応症を持つ薬剤はいくつかありますが、実際に妊娠初期であっても敢えて薬を飲まなければならないほどのつわりであれば、そのような薬ではほとんど効果もなく、まして薬を吐いたりするのが関の山だと私は思っています。

食べられないことでカロリーが不足するだけでなく、水分、電解質の失調や、ビタミンB群の不足下で脂肪が燃焼してケトン体が増加するアセトン血性嘔吐症の状態では、やはり点滴によるカロリーや電解質、水分、ビタミンB群の補充が重要となります。
内服治療であれば、嘔気を抑えるための制吐剤より、ビタミン剤の方が前向きな治療法だと考えます。

[ From Voyatzky院長 ]








[657] りー [金沢] 2022/10/23(Sun) 07:46
先生、お忙し中、ご丁寧な返答をありがとうございます!
では次回から、USBメモリを毎回持参します(^○^)
説明会に関しても、承知しました。
今後ともどうぞ、宜しくお願いいたします。








[656] りー [金沢] 2022/10/19(Wed) 08:50
こんにちは!
現在妊娠中で、手取川クリニックに通っております。
次回妊婦健診まで少し時間が空くので、こちらで2つの質問をさせてください。

毎回白黒の3D写真と共に、先生からのご丁寧な説明も受けられて、とても有り難く感じています。

現在コロナの関係で、本人以外は入館禁止となっていますよね。
実は夫が、自分も、赤ちゃんの心音や動くところが見たいし、なんだか何も分からず置いてきぼりなのが寂しいと言います(((^^;)

そこで質問なのですが、

1. 3D?4D?画像は、USBメモリなどにコピーして頂くことなどは可能なのでしょうか?
もしも可能な場合、別料金であれば、大体の額も教えて頂けると嬉しいです。

2. 出産前に、無痛分娩、入院費用、その他諸々コロナ以前にはあったような説明会やプレママパパ教室のようなものはあるのでしょうか?

初めてのことだらけで何も分からず、こちらで質問させて頂きました。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご返答をお待ちしています(*^^*)

りーさん、こんにちは。

3Dや4Dの動画は、USBメモリかSDカードをお持ちいただければ、動画でも静止画でもデータとしてお渡しできます。
通常診療の中で普通にやっているだけですので、かしこまって料金をいただいているというものではありません。
ですので、クオリティやミスを言われても「ごめんなさい」の世界でよろしければ対応しています。
大きな容量のものは必要ありませんというか、認識できないものがありますので、8GBもあれば十分です。
フォーマットが特殊だと認識できないことがありますので、NTFSかFAT32にしてください。
大事な他のデータが破損してもいけませんので、空のものをお持ちください。
保存する内容に関しては、後の方の待ち時間に影響が出る通常診療に負担を生じるような対応はできかねますのでご了承ください。

無痛分娩に関しては、外来での簡単な説明と、非常に詳しい同意説明書をお渡しする形になります。
今のコロナ禍では、基本的に密を生じる「会」となるようなものは行うことができません。
落ち着いたら、以前にように復活できればと思っています。

[ From Voyatzky院長 ]








[655] しほ [金沢] 2022/09/25(Sun) 12:00
お忙しい中さっそくお返事頂きありがとうございます。
初めての出産で不安が大きいですが、上手ないきみかたについてしっかり教えてくださるとのことで安心しました。手取川クリニックで出産できることがとても楽しみです。








[654] しほ [金沢] 2022/09/24(Sat) 14:01
先生こんにちは。現在手取川クリニックにてお世話になっております。無痛分娩を希望しているのですが現在コロナ禍でマザークラスはあるのでしょうか?
頂いた分娩予約申込書をよく読むと、無痛分娩希望の方は後期マザークラスには必ずご参加ください。と書いてあったのですが受付で特に何も案内がなかったので気になりました。

しほさん、こんにちは。

説明不足で申し訳ありません。
コロナ禍の現在、母親教室は開催できておりませんので、その条項は割愛してください。
それまで母親教室で説明させていただいておりました「硬膜外麻酔下での上手ないきみ方」については、現在は実際のその場面々々でお伝えしながら進めていますので、ご安心ください。

一般的に無痛分娩では、麻酔の優劣のみ(痛いか痛くないか)に捉われがちになりますが、それはあくまで近視眼的な視点の一部にしか過ぎません。
痛みを伴わないからこそできる産科にしかできない手法をここで発揮することにより、赤ちゃんにとっても比較できないほどの「安産」を実現できていると思っています。痛みをなくすことが目的の麻酔科的発想ではなく、痛みに苦しんでいるとできない出産方法を選んでいるという立場です。
言葉を換えると、麻酔の力を借りてはいますが、これはソフロロジーやラマーズの到達点そのものであるともいえます。

痛みがないからきばれないといった後ろ向きの批判には、産科的配慮の足りない麻酔法もさることながら、最大の長所を欠点としか捉えていない産科的未熟さを感じます。
痛みがないからこんな力の入れ方ができる、これを大きな味方につけることができます。
手取川クリニックで無痛をされた方には、何かしらのエッセンスを感じ取っていただけていると思っています。
概略ですが、母親教室では、こんな話をさせていただいていました。

[ From Voyatzky院長 ]





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