Concierge 手取川クリニック 相談室
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[693] まりこ [野々市] 2023/09/30(Sat) 09:44
>>692
先生、お忙しい中ご返信頂きありがとうございました。
思い返せば、「痛い思いをできるだけさせたくない」というお気持ちは検診時から感じておりました。出産にかかわる検査や施術の際、痛みが少なくなるように対応していただいたのが伝わってきて、とても安心できました。
もしまた子どもを授かり出産することがありましたら、ぜひ手取川クリニックさんでお願いできたらなと思います。
本当にありがとうございました。
日々お忙しいとは思いますが、どうかお身体に気をつけてお過ごし下さい。








[692] まりこ [野々市] 2023/09/20(Wed) 21:30
昨年、手取川クリニックで出産しました。
お陰様で息子もすくすく大きくなり、母子共に健康に過ごすことができています。
検診から出産まで大変お世話になりました。ありがとうございました。

インフルエンザの予防接種を今年もお願いしたいのですが、ワクチンを注射するのは先生ご自身でしょうか?

(経産婦ながら痛いのが大の苦手で、職業柄、毎年インフルの予防接種をしていたのですが筋肉注射?のズキっとした痛みが嫌で嫌で憂鬱な気持ちで打っておりました…)
昨年先生に打っていただいたときに全く痛くなく、心の中で感動しておりました。
できればぜひ今年も!と思うのですが、前回は子どもの1か月検診のついでだったこともあり先生がして下さったのかな、と気になりました。

お忙しい中このような質問をしてしまい申し訳ありません。
ご返信は急ぎませんので教えて頂けると大変有難いです。よろしくお願いいたします。

まりこさん、こんにちは。

皮下注射(インフルや一般的なワクチン類)や、筋肉注射(コロナや子宮頸がんワクチンなど)では、同じような注射器で、薬剤も同じな訳ですので、誰がうってもそうそう違いがあるということはありません。針を刺す以上は、痛みがないということはありません。

ですが、「痛い」というのは誰でもいやですし、特に小さいお子さんは病院や医者が嫌いになる大きな理由になってしまいます。
ですので、ある程度、理屈がわかるようになってくる3歳児や4歳児頃に、一回泣かずに注射ができるようになると、自信が持てるようになり、次回の注射でも泣かずにうたせてもらえるようになります。特に泣かずにうてたら、褒めてあげることが大事です。

針先の角度もできるだけ痛くないような角度で、できるだけ細い針に交換して、刺すときはできるだけ一瞬に素早く刺して、薬液はできるだけゆっくり押し込むと痛みがかなり軽減されます。
指す場所をつねっていたり、氷などで冷やしておいたり、麻酔のパッチなどもありますが、そこまでは大変なのでしてはいませんが、待っている間につねっていれば痛みが軽減されます。部位はスタッフに聞いてもらえば大丈夫です。

何でもそうですが、痛い思いというのは、自分もしたくはないですし、他の人にさせたくはありません。

[ From Voyatzky院長 ]








[691] みかん [白山] 2023/09/16(Sat) 09:35
先生お世話になっております。昨年貴院で出産したものです。
もうすぐ産後一年が経とうとしています。
最近、生理が終わって一週間ほどすると不正出血がダラダラと一週間続きます。
(妊娠の可能性はないです。)少し腹痛があるのと不正出血にしては量が多いことが気になってます。
毎日の分娩対応で大変かと思いますが、貴院で診てもらうことは可能でしょうか?また1歳児を連れて行っても大丈夫ですか?

みかんさん、こんにちは。

産後、排卵がきちんと戻っていないと、生理が今までと異なるような乱れを感じることがあります。
基礎体温などをつけてみると排卵の有無を知ることができます。
外来にてご相談ください。

お子様を連れてきていただくことは、もちろん舞いません。

[ From Voyatzky院長 ]








[690] かなひ [白山] 2023/09/13(Wed) 21:57
こんにちは。
12月に貴院で出産をしたものです。よく飲みよく食べ先日8ヶ月をすぎ伝い歩きをするようになりますます目を離せなくなってきましたが2人目ということもあり毎日可愛い可愛いとメロメロで育児をしております。お兄ちゃん大好きで隙あらばお兄ちゃんにくっつきに行こうとしているのを眺め、幸せを噛み締めております。
手取川クリニックで出産することができ本当に良かったと思っております。

前置きが長くなりましたが産後3ヶ月から生理が再開したのですが、これまでより体質の変化なのか経血量がかなり多くなりタンポンや普通のナプキンじゃ追いつかないほどになっております。これまでは多少は多かったかもしれないですが日中は普通のナプキンで間に合う量でした。出産後は体質の変化で生理も変わっていくものなのでしょうか?
上記の通りあまりにも経血量が多い為ミレーナの挿入を考えております。貴院では月経過多による保険診療でのミレーナの挿入は行なっておりますでしょうか?

かなひさん、こんにちは。

治療の選択肢は、いろいろあるかと思います。
異常の有無も含めて、外来にてご相談ください。

[ From Voyatzky院長 ]








[689] ネコ [能美] 2023/09/01(Fri) 22:26
ベビーマッサージの教室は、現在開催されているのでしょうか??

ネコさん、こんにちは。

ベビーマッサージ教室については、コロナ禍が始まってから中止となっており、現在もまだ感染症の落ち着きが見られないことから、開催できておりません。いずれ、再開したいと考えていますが、現状ではいつからとは言えない状況です。
申し訳ございません。

[ From Voyatzky院長 ]








[688] りー [金沢] 2023/07/25(Tue) 16:06
お忙しいところご返答を頂き、ありがとうございました。
その時がもし来ましたら、受診時にご相談いたします。








[687] さくら [能美] 2023/07/24(Mon) 08:01
先生、お忙しい中ご返答ありがとうございます。
日常的に使っているものの中にも、大丈夫とは言い切れないものが沢山ある事に気付かされました。私の勉強不足です。
残りの妊婦生活をどうしていくか、しっかり考えて行動しようと思います。
ありがとうございました。








[686] さくら [能美] 2023/07/21(Fri) 10:48
先生、こんにちは。次の検診まで日数があるのでこちらで少しご相談させてください。
貴院でお世話になっている妊娠8ヶ月目の者です。

今まで何気なく美容院でヘアカラーを行なってきたのですが、ネットで調べると、薬剤が頭皮に浸透して胎児によろしくないという記事がいくつか目に入りました。今までそんな事気にした事がなく、妊娠超初期(2ヶ月頃)や5ヶ月頃に、カラーをかけてしまいました。また、今後ストレートパーマもかける予定で、こちらは強い薬剤になるかと思います。
心配になるくらいならやらないほうがいいとは思うのですが、先生のお考えをお聞きできたらなと思います。
お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いします。

さくらさん、こんにちは。

あくまで私見であることをお断りしておきます。

ヘアカラーのみならず、化粧品なども含めてですが、妊娠中はどうなんでしょうか。
たとえば「口紅」、ずっとなめているようなものですが、仮に赤ちゃんが誤って食べてしまったら心配しない人がいるでしょうか。

一般論ですが、何か具合が悪くなって薬を飲む、これは非日常的な出来事です。ですが、日常的にハムやソーセージを食べることによって摂取されている防腐剤や保存剤などには、解熱薬として使われているような成分のものがあります。日常的な行動は心配しないが、非日常的な出来事になると急に心配になるといった感覚が、妊娠中の不安にはあるのではないでしょうか。
タバコをあまり心配していない喫煙妊婦がその典型です。流産、早産が明らかに増え、ビタミンCの破壊から来る貧血などの異常の増加、低出生体重児の増加、先天異常の増加、など、産科医が減らそうとしている努力とすべて反対のベクトルです。

レントゲン撮影は心配だが、IH調理器や電子レンジ、携帯の電磁波などは気にしないなどもそうです。エネルギーの大小はありますが、レントゲンの照射時間のミリ秒単位とは暴露時間が全く異なる点が問題です。
軟膏や湿布、塗り薬は心配になって医師に相談するが、化粧品や日焼け止めなど、全く気にせず使っていないでしょうか。

私も含めてですが、まず、化粧品やヘアカラーなどに何が含まれていて、どういう作用があるのかがわかっていません。コメントする側も一般論ではなく、個別論で述べなくてはならないわけですが、同じくくりの製品でも中身などが異なっているのはどうしようもありません。
少なくともヘアカラーにはタンパクを変性させるような何らかが含まれていると思っているのですが、ものによっても製造会社によって違うでしょうし、法的な規制もないので、何でもあり(明らかな危害がないことは最低ですが)だとも言えます。

もちろん検証もされていませんし、何かが起こった問題も聞いたことがないから安全でしょうといったネット上のいい加減な意見も私には同意はできません。何かあった場合であっても、それをしたからこうなったという可能性である原因のひとつとして、それが持ち出されているという状況もないでしょう。

へアカラーは確かに昔から、皮膚を通じて吸収され胎児に影響が出る可能性があるということがいわれていたのは確かです。
エビデンスがあるかと言われれば、たぶんないのではないかと思えます。ただ悪いというエビデンスがないからといっても大丈夫だということにはならないでしょう。

吸い込むもの、皮膚につけるもの、食べるもの、接するもの、すべてをゼロから見直してみる姿勢は重要だと思います。

[ From Voyatzky院長 ]








[685] りー [金沢] 2023/07/19(Wed) 09:15
こんにちは。ご相談です。
私自身花粉症が酷いのですが、妊娠中に服用できるお薬はあるのでしょうか?
第一子の時は花粉症の時期から外れていたので問題はなかったのですが、第二子を考える際にはかなり重要です。
もしも服用可能なお薬があるとしたら、それは耳鼻科での処方になるのか、貴院で処方して頂けるのか、お教えください。
宜しくお願いたします。

りーさん、こんにちは。

花粉症などを適応症とする「抗アレルギー剤」の多くは、比較的臨床の場に供されてから歴史が浅いものが多く、また「添付文書」では、妊娠中の投与に関する安全性について「投与しないことが望ましい」という記載のものが多いと言えます。

「有益性投与」=「妊娠中の使用の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」といった記載の薬剤は少ないと言えますし、
今のご時世、「あなたのおなかの赤ちゃんで安全性の検証をさせていただけますか」などという治験はできるはずもなく、昔からある経験的に長く使われてきた薬剤の方が安心だと言えるものが多いと言えるでしょう。


今の新しい抗アレルギー薬は、眠くならない、1日1回投与というのが方向性なのかもしれませんが、昔からあるような抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬は眠くなるのが問題ではありますが、海外でも妊娠中に広く安心だと認識されて使われているものもあります。

外来受診時にご相談ください。鼻づまりなどの症状緩解については、市販の点鼻薬で問題ないと考えます。局所療法であり、胎盤を通過する薬剤の量は極微量で心配ないと考えます。

[ From Voyatzky院長 ]








[684] ぽん [小松] 2023/07/02(Sun) 08:38
生理予定日より1週間弱、生理が来ず妊娠したかもしれません。検査薬は陰性です。
もともと生理はきっちり来る方で、ただ以前にも生理予定日直前の1回だけの性交で妊娠した過去があります。
現在子供は3人おり、もう1人は難しいと考えております。
反省は何よりですが、今この状態でなにか出来ることはないか教えていただけませんか。
よろしくお願いします。

ぽんさん、こんにちは。

基礎体温が高ければ、生理前の黄体期にあるか、妊娠しているかのどちらかということになりますし、低ければ排卵していない(妊娠もない)ということになります。
感度の高い妊娠検査薬では、排卵後2週間を待たなくても陽性に出るものもありますが、妊娠(流産、異所性妊娠、胞状奇胎などを含む)しているかどうかは、基本的に時期が来ないとわからないといえます。排卵が遅れるような人の場合には、さらに待たないと妊娠を否定はできません。

妊娠を望んでいない場合であっても、アフターピルの適応範囲(72時間)を過ぎてしまったら、一般的な医療行為の範囲では、妊娠の有無を知るには、しかるべき時期まで待つしかありません。すでに成立している妊娠をなかったことにすることもできません。

[ From Voyatzky院長 ]








[683] りー [金沢] 2023/06/18(Sun) 07:54
分かりました。
お忙しい中お答えいただき、ありがとうございました。








[682] りー [金沢] 2023/06/16(Fri) 08:14
お忙しい中ご返答を頂き、ありがとうございました。
子宮頚がんの検診とは、そういった構造だったのですね。
だから毎回結果が違うこともあったのかと、納得しました。
それでは、私のような一般人が出来る最大限の予防は、しっかり定期的に検査を受けることなのかと考えます。
その場合、1年に1回の検診で良いですか?
ちなみにですが、金沢市民のすこやか検診のチケットでは、貴院で受診することは出来ないですよね?

よくわからないことや疑問があれば、担当のドクターに納得できるまで聞いてみることが大事です。
医師は大変忙しいので、質問の答えを求めると、誰でも面倒臭そうにするかと思うのですが、筋道の通った問いであれば、きちんと答えてくれると思います。

地域でのがん検診は、各自治体との個別契約で実施する形になっています。
大変恐縮ですが、遠方の自治体とは契約しておりませんので、金沢市のチケットは当クリニックでは現状では使えません。
最近は、前回の検診で異常がなければ、2年に1回で良いという流れもありますが、自治体財政コストの問題も絡んでいますので、やはり1年に1回を勧めたいです。

[ From Voyatzky院長 ]








[681] M [能美] 2023/06/13(Tue) 21:15
初めまして。
第一子を授かり、
現在妊娠3ヶ月(11週)で、予定日は1月1日です。
無痛分娩を希望しており、産院を探しています。
予定日が1/1ですが貴院では無痛分娩の対応は頂けますでしょうか?

教えて頂けますと幸いです。
よろしくお願い致します。

Mさん、こんにちは。

無痛分娩への対応は、正月、休日も関係なく行っております。

大変申し訳ございませんが、分娩の予約に関しましては、お電話で直接お尋ねいただけたらと思います。

[ From Voyatzky院長 ]








[680] さき [能美] 2023/06/12(Mon) 21:20
濱崎先生、お忙しい中、お返事を下さりありがとうございました。御礼が遅くなり申し訳ありません。先生のご意見を参考にさせて頂きます。もちろん、診察に変わるものでないことも承知しております。どうもありがとうございました。








[679] りー [金沢] 2023/05/30(Tue) 09:55
こんにちは。今日は2点教えてください。

@子宮頚がんワクチンについて
このワクチンは、性交渉の経験がない若い女の方が受けられるものと認識しておりました。
しかし先日、大人でも受けておいでる方がいて、私も受けた方が良いのかな?と悩んでおります。
今年1月に出産し、それ以降性交渉はまだありません。
このような状況の場合、受けた方が良いのでしょうか?

A子宮頚がん検診について
出産前、半年に1度検診を受けていました。(Aクリニック)
Aクリニックでは大体毎回、陰性と陽性の間(アルファベットで表記されていてよく分からなかったのですが…)を行き来するような結果でした。
途中たまたま別のクリニック(B病院)で子宮頚がんの検査を受けることがあり、その時は陰性でした。
妊娠初期の検査(貴院)では、先生には特に指摘されることはなかったので陰性だったと認識しています。
先日Aクリニックに行くことがあり、その際『妊娠中の子宮頚がんの検査は陰性でしたか?』と聞かれ、『はい』と答えると、『あれ?本当に?』と言われました。
今までの歴をまとめると、Aクリニックでは陰性が出ず、Bクリニックと貴院では陰性でした。
この検査は、受けるクリニックや病院によって結果が変わることはあるのでしょうか?
それともたまたまでしょうか?

色々と無知なため、お教え頂けますと幸いです。
宜しくお願いいたします。

りーさん、こんにちは。

@子宮頸がんのワクチンは、ご承知のようにHPV(ヒトパピローマウィルス)に対するワクチンです。
パピローマウィルスにはたくさんの型があり、その内の一部が子宮頸がんの発症に関係していることがわかっています。
現在使われているワクチンは3種類があり、商品名「サーバリックス」は、この中の16型、18型、「ガーダシル」は同じく16型、18型に加えて。尖圭コンジローマの原因である6型、11型を含めた4種類に対応し、最も新しい「シルガード9」が、この4種類に加えて31型、33型、45型、52型、58型の計9種類に対応したワクチンです。

接種した方がいいかどうかは、過去に感染が起こってしまっていれば、意味がないということになりますが、自分がどうであったのかはよくわからないといえます。
接種した方がいいのかどうかは接種による副反応の可能性と、効果との兼ね合いで決定することになりますが、若年者以外は基本的に接種の勧奨はされてはいません。
副反応はどうなのかはわかりませんので、それを無視すれば、うって何かマイナスになることはないと思われます。
シルガード9を接種することで80〜90%の予防効果があると言われていますが、すべての子宮頸がんを防げるわけではありませんので、がん検診は通常通り受けられることが勧められます。

A一般的にがん検診の方法は色々なものがあるわけですが、子宮頸がんの検診方法は、子宮頸部、膣部をブラシのような器具で細胞を擦ってとる「擦過細胞診」という方法が最初に行われます。現在の主流は、このように取った細胞を液体の中に落として集め、それを染色して細胞を顕微鏡で見るという「液状細胞診」が行われています。
これはあくまで細胞の形を見る検査ですので、誰がどう見ても明らかに「正常」だという形から、誰がどう見ても「がん」だという細胞があるわけですが、あくまで形を見ているため、当然、「少し変で正常とは言えないが、がんだとまでは言えない」ような細胞がいろいろなレベルで出てくると言うことがおわかりいただけるでしょうか。

では、「正常」「異常(異形成)」「がん」はどう考えるのがいいのでしょうか。
一般の方ががん検診を受け「異常なかったですよ」言われれれば、その方は、おそらくこう考えます。
「私の身体(子宮)には、がん細胞が(1個も)なかったのですね、ところで、この検査の賞味期限はいつまでですか?」
がんがあるのかないのかが最大の関心事であるわけですから、これはもっともな受け取り方です。


ですが、検診の結果から考えなければならない真実はこうです。
「今回採取した細胞の中にはがんは見つけることができませんでした。ただそれだけです。あなたの子宮(頚部)のすべての細胞を調べたわけではないので、がんが全くないのかどうかまではわかりません。少なくとも現時点では、見つけることができるようなものはなかったということです。ですので、今後、あなたにがんが出てくるのか来ないのか、あるのかないのかについては、このまま様子をみるしかありません。ただ、運が悪く、今は見つけられなかっただけで実はがんがあったのだとしても、見つけられないような小さなものだったと考えられるので、とりあえずはそのままということになります。次回の検診では見つけられるかもしれませんので、来年もきちんと検診を受けてください。」

いい加減にやっているからこうなっているわけではありません。くどい言い方で、そんないい加減なのかとお怒りになる方もいるでしょう。
がん細胞が見つかれば、それは「がんがあった」ということになりますが、「がんがない」というのは、細胞診で取った細胞の中だけの話であって、「子宮(頚部)にがんがない」ということを言うには、全部の細胞を見ない限り当たり前ですが絶対はあり得ません。「ないということ」を証明することは「悪魔の証明」と呼び、大変難しいのです。見つけるものが稀であればあるほど、余計にそうなっていきます。これが、前述の正確だがくどい言い方になるのです。
自分には「がんがなかった」のではなく、「見つけられるようながんがなかった」と控えめに考えるのが正確だということなのです。

現在のがん検診の結果を「NILM(正常)」→「ASC−US」→「LSIL」→「HSIL」→「SCC(扁平上皮がん)」の5段階で表記するのが一般的ですが、正常でもがんでもない異型細胞(疑い含む)の場合にも先の原則が当てはまります。
結果自体は、1個でも怪しい細胞があれば、その結果になりますが、びっしり出ていても1個だけでも同じレベルの細胞なら同じ結果になります。数が少なければ拾えてこないこともあり、そうなれば、前回怪しい結果だったのに今回は異常なしになったりします。ですので、裏返せば、これを治ったと都合よく考えるのは危険だと言うことになります。

こう考えるとわかりやすいと思います。
「砂場に針が3本落ちており、これが初期のがん細胞だとします。がん検診は、この砂場の砂をガムテープで貼り付けて取ってくるようなものです。1回目で、尖った砂粒か針の先かどうしてもわからないものがくっついてきた。じゃあということでもう一回やってみたら、必ず同じものがつくっついてくるかどうか。びっしり落ちていれば何度でも取れてくるでしょうが、少なければ、取れてこないこともあるでしょう。不安であれば何度も繰り返してするか、まとまった砂をスコップ(パンチ生検)やバケツですくってくる(円錐切除)しかない。最後は砂場の砂を全部取る(手術)」

[ From Voyatzky院長 ]








[678] さくら [能美] 2023/05/27(Sat) 07:42
お忙しい中ご返信ありがとうございました。次回の診察時に相談させて頂きます。








[677] さくら [能美] 2023/05/25(Thu) 07:49
先生、おはようございます。
貴院でお世話になっている妊娠6ヶ月目の者です。
恥ずかしい話で、誰にも相談できずにいたのでこちらで質問させていただきます。

現在29歳の私ですが、妊娠に関係なく20歳になる前くらいから乳頭に白いものが溜まります。
お風呂に入って乳頭が柔らかくなってから表面を擦ると白いものがポロポロ取れたり、先端の恐らく乳管にあたる位置だと思うのですが…そこから鼻の角栓のような白いものが出てきます。それは少しぬめりがあって、2日に一度くらいのペースで溜まり、両側の乳首からポツポツと出ます。普段は目視できませんが、湯船に浸かってふやけると出てくるという感じです。
昔からの事なので特に気に留めていませんでしたが、できる限り母乳で育てたいと思っているので心配になりました。
乳がん検診はした事がありません。
どこか他の病院を受診したほうがいいのでしょうか。
また、したほうがいいケアはあるのでしょうか。
お忙しい中恐れ入りますが、ご返答をお待ちしております。

さくらさん、こんにちは。

妊娠によって、分泌物が増えてくることはあるかと思います。
診察してみないとなんとも言えないと思いますので、外来受診時にご相談ください。

[ From Voyatzky院長 ]








[676] さき [能美] 2023/05/17(Wed) 16:36
濱崎先生、よろしくお願い致します。

第3子を21年7月に出産し、もうすぐ産後1年9ヶ月経つものです。年齢は36歳です。現在も母乳を与えているためか、未だに産後の生理が再開していません。

2週間程前から、おりものに少量の赤い血が混ざります。
おりもの自体は、基本的にはクリーム色ですが、ここ2週間程前から一日に一度程、どろっとした明るいオレンジ色のようなものが出ます。
半年程、夫婦生活はないので、妊娠の可能性はありません。

このような症状で、5/9に産婦人科を受診し、内診と経膣エコーをしたところ、子宮留水腫があり、びらんも少しあると言われました。内診をしてもどこから出血しているのかわからないとのことでした。

毎年、子宮頸癌の検査は受けており、今年も1月に受けましたが、異常はありませんでした。過去に異常を指摘されたことはありません。
子宮体癌の検査も念の為と、今回の受診の際に受けましたが、クラスTの陰性でした。
ちなみに、子宮体癌の検査をした際、子宮に溜まっていた水はどろどろした粘液であることがわかりました。

これらのことから、少量の出血はホルモンバランスの影響だと思うから、様子を見てくださいとのことでした。
ですが、今日もどろっとしたオレンジ色のおりものにうっすらと赤い血が混ざっており、このままでいいのかと心配です。また子宮に水が溜まってると指摘されたのも今回が始めてでした。

先生の考えをお聞きしたく、こちらに投稿させて頂きました。うまく文章がまとまらず、申し訳ありません。
お忙しい中、大変恐縮ですが、先生のご意見を頂けましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

さきさん、こんにちは。

あくまで診察に変わるものではないのでご注意ください。

基本的に母乳が出ている時には、母乳の分泌ホルモンであるプロラクチン(PRL)の分泌が優位になっていますので、排卵の周期などをコントロールしている性腺刺激ホルモン(LH、FSH)は押さえられているのが一般的です。
このような状態の時には、子宮内膜が不安定になりやすく、生理がまったくなかったり、少量の出血がだらだら続いたり、思わぬ時に出血したり、人によっては生理がきちんと来ていたりということが普通にありますので、こういった乱れ方をしていても、理屈の上では異常とは言えません。排卵もないことが一般的です。

もちろん、他に出血の原因になるような異常がないことを前提に考える必要がありますが、そうなっていること自体には特に心配ないと言えます。
基本的に様子を見ていても心配ありません。しかしながら、これ(出血)が不愉快だということであれば、一時的にはホルモン剤でリセットしたり、根本的に解決するには、お薬で母乳を止める、プロラクチンを押さえるということになります。プロラクチンを押さえれば、性腺刺激ホルモンが正常化しますので、生理の周期も正常化してきます。母乳を続けたい場合であれば、この選択肢はないことになりますので、様子をみるしかないことになります。

[ From Voyatzky院長 ]








[675] りー [金沢] 2023/04/04(Tue) 22:38
先生、お忙しい中ご返答をありがとうございました。








[674] りー [金沢] 2023/03/27(Mon) 09:44
お忙しい中ご返答を頂き、ありがとうございました。
もう少し時間を置いて、様子を見てみます!
それからもう1つ質問をさせてください。
妊娠前、避妊と生理痛緩和のため、ピルを常用していました。
産後生理が戻ったのですが、ピルを再開して良いのでしょうか?
宜しくお願いいたします。

現在、授乳中かどうかがまず問題になります。
授乳中であっても、母乳に出てくるホルモンは極微量であるため、大きな問題にはなりませんが、一般論では勧められないということになります。また、母乳をあげる立場からは、ホルモン剤の影響で、母乳が出にくくなっていく方向に作用することが考えられます。

絶対ではありませんが、授乳が終了してから考えるのが良いと思います。

[ From Voyatzky院長 ]





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